10代の頃は学校で部活で毎日運動していたような方でも、社会人になると運動習慣が段々と減り、30代・40代・50代と年齢が進むにつれほとんど運動しなくなってしまった、という方は多いでしょう。
そうなるとどうしても筋力が低下しますし、関節の可動域が狭くなり、結果的の柔軟性が失われてしまいがちです。
しかし、何歳になっても筋トレをすれば筋肉がつきますし、ストレッチを継続していけば失われた柔軟性が戻ります。
私は自分自身の体でその事実を体験しました。
目次
開脚ブーム
数年前、「開脚」ブームが起こり、開脚本が100万部超えのベストセラーになり、その後続々とタイトルに「開脚」の文字が入ったストレッチ本が出版されました。
それらの開脚ストレッチ本を読むと、幾つが気になることがありました。
私は40代になってから、カッチカチだった体をストレッチをすることで開脚で胸が床にベターッとつくようになった経験者です。
そうなる以前は、本当に体が硬かったのです。
座位前屈で体が90度から前に曲がりませんでした。
当然、開脚も90度から前に曲がりませんでした。
そんな私は40代で肉体改造をする上で、「筋トレ」だけはなく「ストレッチ」も始めました。
その結果、今では開脚で胸が床にピッタリつくまでになったのです。
今現在も当然つきます。
私はどうすれば開脚できるようになるか、体験を通して自分の体で分かりました。
結論から言うと、たった1つのことをやり続ければ、開脚はできるようになります。
ただし、時間はかかります。
「無理はしない」が50代男性には最も重要なことなので、無理しないペース、無理しないやり方でやろうと思うなら、時間をかけてゆっくりとやるこです。
たった1か月で開脚で胸が床につくのか。
これははっきりと個人差が出ます。
体が柔軟な子供や、大人でも運動習慣があって身体の柔軟性がある方、特に女性なら可能でしょうが、50代男性の運動習慣なしのカチカチに硬い男性はまず無理です。
無理してやったら体を痛めます。
1年位を目標に、徐々にやることが大切です。
繰り返しますが、開脚できるようになるには、1つのことをやり続けるだけでできるようになります。
目安は個人差はありますが、早くて1年位。
だいたい1年は最低かかると思ったほうがいいでしょう。
ただし、全員は無理。
個人差があるからです。
子供の頃からやればほぼ全ての人が可能でしょうが、50代男性なら1年やっても無理な人もいると思います。
ちなみに私は開脚で胸が床につくようになるまで約1年半かかりました。
身体が柔軟になるメリット
開脚ができるようになる方法をご紹介する前に、そもそも体が柔軟になることで何かメリットがあるのでしょうか?
何もメリットがないのなら、開脚ができるようになっても何の意味もありません。
そこで、体が柔軟になるとどのようなメリットがあるのか見ていきます。
疲れにくくなる
人間が体を動かす場合、筋肉を収縮させます。
その筋肉と反対の働きをする拮抗筋が硬いと、余分な力を出さないといけなくなります。
逆に体が柔らかいと、力を最小限に済ますことができます。
同じ動きをしていても、身体が硬いとそれだけ疲労が増え、体が柔らかいと疲れにくくなります。
血流が良くなる
体が柔らかくなると、全身の血行が良くなります。
結果的に、肩こりや腰痛が改善する場合があります。
ケガしにくくなる
柔軟性が高くなると、その分だけできる動作が増えることになります。
その結果、ケガの予防につながります。
太りにくくなる
血流が良くなると、その分代謝がアップします。
そのため、基礎代謝が増え、太りにくくなるという効果があります。
姿勢が良くなる
全身の柔軟性がアップすると、体の偏りが改善されるため、姿勢が良くなります。
体が硬かったとき負担がかかっていた筋肉や関節が、自然に動かせるようになり、良い姿勢をキープしやすくなります。
開脚は1つのことをやり続けるだけでできるようになる
私は40代になってから、たった1つのことをやり続けるだけで開脚できるようになりました。
その簡単な方法とは、ひたすら開脚ストレッチをしただけです。
1つのメニューだけしかやっていません。
ただし、開脚ストレッチには幾つかのポイントがあります。
1日1回5分
開脚ストレッチの頻度ですが、ベストは当然毎日です。
私はほぼ毎日やりました。
回数は1日1回。
1回5分程度。
体温が高いときにする
人間の体は、体温が高ければそれだけ柔らかくなります。
ですから開脚ストレッチをするなら、体温が高い日中がいいでしょう。
しかし、仕事などで日中に時間を取るのが難しい人も多いと思いますので、そういう人は風呂上りにするのがオススメです。
風呂上りはゆっくり湯船に浸かることで、体が柔らかなくなっていますので効果的です。
私は風呂上りにやりました。
ただし、風呂上りに開脚ストレッチをする場合は注意点があります。
風呂上りは体が柔らかくなっていますので、ついつい無理して開脚ストレッチをやり過ぎてしまう場合があります。
すると筋を痛めることになりがちなので、風呂上りで身体が柔らかくなっているからといって、無理しないようにしましょう。
専用道具を使う
普通に自力で開脚ストレッチをすることもできます。
ですが、ある専用道具を使うと、より効率的に開脚できるようになります。
その専用道具が「レッグストレッチャー」です。

レッグストレッチャーがあると、少しずつ開脚の角度が広くなります。
私が開脚で床に胸がつくようになったのは、レッグストレッチャーのお陰。
使い方は簡単です。
両足をセットして、真ん中の棒を引くだけで自動的に両足が広がっていきます。
後はその状態で、体を前に倒していくだけです。
体の硬い人は、最初はほとんど体が前に倒せないでしょうが、続けることで段々と体が前に倒せるようになり、比例して開脚の角度も広がっていきます。
レッグストレッチャーを使って、毎日風呂上りに5分程度ストレッチをする。
これだけをやって、約1年半で開脚で胸が床につくようになった。